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2005.01.22

診療報酬明細書(レセプト)開示義務が始まる

 1月22日の日経朝刊一面トップに「診療報酬明細書、患者に開示」という記事が出ました。レセプトとは、患者が受けた診療について、医療機関が健保組合に請求する医療費の明細です。検査、診療、薬などの費用が記載されており、今までは特別な場合を除き患者には知らされていませんでした。また医師は開示を拒否することもできました。

 4月から医師は拒否が出来なくなります。具体的には、患者は加入している健保組合に開示を請求し、健保組合は医療機関側に通知し、診療内容などを確認した上で患者にレセプトを示すという手順になります。(コピー代程度が患者負担になる)。

 これは画期的な制度で、患者自身で「診療に対するチェックが出来る」ということだけではなく、医療機関が無駄な(または違法な)医療費を請求することをけん制する効果もあります。もっとはっきり言えば、悪徳医師、悪徳医療機関が、やってもいない検査や診療を「やったように請求」するという「半ばおおっぴらに行われていると言われている架空請求」が出来にくくなり、医療費抑制には大きく貢献するものと思います。

 ただ患者が健保組合に「開示を請求する」という、今まで経験したことがない「ひと手間」が必要になりますが、膨大に膨れ上がる医療費(何と国民所得に占める割合は8.58%)を抑制するために、全国民がこの「ひと手間」を掛けることが大切でしょう。

 また「健保組合は医療機関側に通知し、診療内容などを確認した上で患者にレセプトを示すという手順」とは、いかにも「医療側に立った手順」でしょう。厚生労働省は、もうひとふんばり「患者側に立った」手順を示すべきでしょう。(患者としては「請求の事実」が医療機関に知らされるのは面白くありませんね)。

 マスコミもこの制度変更を国民に熟知させるべく努力し、「開示請求運動」を盛り上げて欲しいと思います。

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Tracked on 2005.03.07 at 10:26 PM

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