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2005.09.20

国民全員が「塀の中」並みの生活をすると、国民医療費は半減する!?

 面白い研究発表がありました。塀の中に17ケ月いると、糖尿病が改善されたという話です。「nikkeibp.jp健康」9月15日号に掲載されていました。

 「福島刑務所医務課の日向正光氏らは、1998~2004年に同刑務所に服役した男性の2型糖尿病受刑者109人について、医療記録を元に経過を追跡した。すると、空腹時血糖の平均値は、入所時184mg/dLだったものが出所前には113mg/dLに、またヘモグロビンA1cは入所時の8.4%が出所前は5.9%に、いずれも明らか(0.1%有意)に低下していた。ちなみに、受刑者の平均年齢は51歳で平均入所期間は17カ月。」今年8月に秋田市で開催された第46回日本人間ドック学会学術大会で発表されました。

 さらに「この結果、インスリンで治療していた17人のうち5人が注射をやめることができた。経口血糖治療薬で治療していた34人についても、17人が服薬を中止できた」そうです。

 ところが刑務所とはいえ、受刑者の栄養摂取量は、日本人の平均と同等以上であり、運動量もそれほど多くはないそうです。

 では何故か。日向氏は「刑務所の主食が、今どき珍しい“麦飯”であることだ。米7麦3のご飯を毎日食べることで、食物繊維、とりわけ水溶性の食物繊維の摂取量が多くなり、糖代謝の改善につながったのではないか。受刑者は平均的日本人男性の2倍の食物繊維を摂取し、水溶性食物繊維に至っては、5倍も取っている」ことが原因ではないかと推測しています。

 さらに日向氏は「規則正しい生活習慣と麦飯などの高食物繊維食で、十分な糖尿病の治療効果がもたらされる可能性がある」として発表を締めくくった。これに対し座長は、「おもしろい研究だと思うが、難治性の糖尿病患者みんなに刑務所に入ってもらうわけにもいかない」と評し、会場からは笑いが起きていた。

 たまたま糖尿病での研究発表でしたが、私はほとんどの「生活習慣病」は、「塀の中」に1年も生活すれば、改善されると思います。すなわち「現代医療の治療成績が、塀の中の生活より劣る」という事実を、認識することが大切なのです。

 現代医学は、人体を薬、薬、薬で痛みつけています。治癒システムを低下させ続けています。医療改革の中に、「国民を如何に病院から遠ざけるか」の選択肢を考えるべきだと思います。国民も「病気になったら、なるべく早く病院に行くべき」、という考えから、「救急な場合を除き、すぐ病院に飛び込まずに、しばらくはゆっくり静養し、自分の体と対話しながら様子を見る」という選択肢を考えなくてはならない時なのです。

 変な話、国民が1年間「塀の中」と同じ生活をすれば、国民医療費は「半減」されるのです。

 私のホームページも参考にして下さい。

旭川からの健康情報:http://asahikawa-kenkou.cocolog-nifty.com/kenkoujouhou/

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