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2007.01.09

入院医療費、1回あたり定額に

 1月9日付け日経朝刊トップに「入院医療費、1回あたり定額に・厚労省検討」という記事が掲載されました。

 以下引用:

 厚生労働省は入院医療を対象に、病気やケガの種類が同じなら検査・投薬の数量や日数にかかわらず医療費を入院1回あたりの定額とする新制度を導入する検討に入った。過剰診療を減らして医療の効率化を促し、欧米より長い入院日数を短縮する狙い。2008年4月の診療報酬改定で導入を目指す。 

 現在の医療費は入院・外来にかかわらず投薬や検査など診療行為ごとに決めた報酬単価を積み上げて算定する「出来高払い」が原則。診療行為をすればするほど医療機関が受け取る報酬が増えるため、必要性の低い検査をするなど過剰診療になりやすい面がある。

 引用終わり:

 「日本の医療が破綻しつつある最大原因」が、「出来高払い」にあることは間違いありません。もう一つの原因が「医療費の不正請求」であることは、昨夜の民放テレビで大きく報道されていました。

 この二つは、「医師性善説」が土台にある制度で、悪意のある医者、金儲け主義の医者にとっては、この上ない「うまみのある制度」なのです。

 このような医者がすべてではなく、本当に良心的な医師もたくさんいることも事実ですが、制度の悪用を防ぐ「予防策」は、保険料の高騰など消費者の負担増を考えれば、緊急の課題です。

 電子カルテや電子レセプトの導入など、今後すすめられる施策で「ある程度の」成果は期待できると思いますが、悪意のある人間は「その上をゆく回避策」を考え出すものです。「いたちごっこ」の可能性があります。

 今回の「入院定額制」も、医師会などの抵抗が大きく実現の可能性は難しいと思いますが、もし実現出来たならば、次は「すべての病気の診療報酬定額制」を実現することです。これにはさらなる抵抗が予想されますが、これなくしては「医療の健全化」は望めないのではないでしょうか。 

 

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